生産性の「向上」?

なにげなく生産性向上などと書いてしまうが、生産性は改善するものじゃなかろうか。

なぜなら、生産する主体は人だから。人に対して向上というのは、なにか違和感がある。まるで機械みたいだ。確かに、ソフトウェア工学という似非学問の大部分は人を機械として扱うことから出発しているから、それで正しいのかもしれないけど、自分までそれに与したいとは思わない。

「向上」が適切なのは、たとえば統合開発環境Visual Studio など)について、生産性向上というのなら分かる。これなら要は「VSが使いやすくなった」ということだからだ。ほかにも、信頼性向上というのも分かる。信頼性の対象は製品だから。

 

これからは、主体が人なのか製品なのかは区別しよう。

そして、生産性の改善に貢献していきたいと思う。